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2007年 05月 03日
音乃翔(試作機)
世の中にはオーディオを趣味とするオーディオの音を楽しむ世界が有ります。

私もオーディオの音を聴いて楽しんでいる一人ですが、世の中にはハイファイ再生を本気で目指している人もいます。

今現在オーディオの常識としてハイファイ再生は100%不可能と言われていますので、 「ハイファイ再生を本気で目指している」 などと言うと、鼻で笑い 馬鹿にする人も少なくは無いと思います。


音乃翔(試作機)_f0062737_1905536.jpg



この度、私は音乃翔を手に入れる事が出来ました。

この音乃翔はハイファイ再生を本気で目指しているプロの技術者が開発したものです。
開発した会社はメジャグランです。

ちなみに、メジャグランと言うと現在では高級チャンネルディバイダーの製作で有名ですが、昔は真空管のOTLアンプで名を馳せた会社のようです。念のために、OTLアンプを設計していた方が今回の音乃翔も設計しております。
(私がメジャグランを知った時には既に真空管アンプの製造は辞めている時でした。)

先程からHIFI再生 HIFI再生とくどい程言っておりますが、音乃翔をシステムに組み込む事でHIFI再生が可能になるかと言いますと、正直無理です。

しかし

この音乃翔を組み込む事でHIFI再生に近づく事は確かなようです。

近づく などと言うと所詮はオーディオマニアの誇大妄想だ と思われるかもしれませんが、そうでは有りません。
その証拠に、この装置を組み込みいつもの音量でJAZZをかけますと、普段はどんなに爆音で音楽をかけても無視している祖母がオーディオルームに現れ、一言

「本当の楽器(ドラム)を叩いているのかと思った」 とそれだけ言い、そそくさと8畳間に帰ってしまいました。

実は、わざわざ祖母がオーディオルームまで来る現象は2度目です。
以前にカルロスさんからお借りした音乃翔Ⅱの時と、今回の音乃翔(試作機)の時です。

オーディオを趣味としておりますと、あまりにマニアックになりすぎ、私としては凄い変化が訪れた!と思える内容でも、興味の無い人にとっては 「え?なにが。変わった?」 と気付かれない事が良くあります。

もしかすると、オーディオに興味の無い人にどれだけ興味を抱かせられるかが HIFIに近づいたかの指標になるのかも知れません。

それにしても、コレを入れると、いつもの様にボリューム12時では聞けなくなります。
なにしろ、瞬間的なSPへのエネルギーの流入量は暴力的ですので、とても危険です。
特に危ないのがデイブ・ブルーベックの名曲テイク ファイブ。
冗談抜きに気をつけないとSPが逝くのではないかと恐ろしい気持ちになります。

この洒落にならない程の立ち上がりの鋭い音は、一度聴いたら病み付きになります。

※電気の知識が小学生級の私でも、SP飛ばさずに調整が可能ですので、一般社会人として普通に生活出来ている方でしたら、扱える代物だと思います。



by flashdaiyouryou | 2007-05-03 21:17 | オーディオ


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