2009年 05月 09日
位相あわせ
ゴールデンウィークの前半に
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ジキル博士邸にお邪魔し、位相合わせのセッティングのお手伝いをしてきました。

例により、私はまだ運転が出来ないのでDONさんに車を出してもらい伺いました。








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位相合わせに使用した機材はバリコンチューナー。Kencraft FM Tuner Kit GT-810

このチューナーはジキル博士が組み立てた物で かれこれ30年だか40年だか もう何時作ったんだか解らない程昔に造ったそうです。

で皆さんご存知の通り、これでFMを聴いたのでは無く局間ノイズを使い位相を合わせました。



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位相合わせとは直接関係ありませんが、特性も計りましょう という事を事前に決めていたので測定器を持参しました。

ジキル博士も測定器はお持ちですが、どうも調子が悪いそうで私が一式持っていく事にしました。

測定用の騒音源はピンクだのホワイトだの色々有りますが、スペアナで一気に測定してもメチャクチャな結果しか出ないので、時間は多少掛かるものの ワーブルトーンで行いました。










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調整開始。
移動したのはミッドバスのみです。

ローとミッドバスのみ片チャンネルづつ音を出してもらい少しずつミッドバスを移動し、ビシッと定位する位置まで動かしました。

こういった作業はやはり最低でも2人で行うと良いです。
一人はリスポジで確認し、もう一人が箱を少しずつ動かし そこでSTOP! 見たいにすると正確で且つ早く作業が進みます。







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左右とも移動完了
勿論ミッドとミッドバスとも繋がりを確認しての状態です。

ミッドバスのみの移動で今回は終了とさせて頂きましたが、音は大分変化しました。

また測定結果ですが、元々優秀な特性でしたが位相を合わせる前と後では変化が有り、合わせた後の方がより良い特性を示していました。






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ちなみに、測定時にはMFBを切って行いました。
入れたままでは低い周波数が計り難かった為です。

聴感でもMFBの凄さは体感できるのですが、測定すると その凄さに改めて驚きました。
立ち上がり、立ち下り共 ウルトラ素早いです。







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調整後は色々と聴かせて頂きました。

キズカ プリアンプ。
回路構成、使用素子 どれをとっても超一級品。






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そしてOTLアンプ。
これもジキル博士が造られたものです。

お邪魔するたびに思うのですが ズラッと並んだ真空管は壮観です。







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ダイナベクターにZYX。






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上から下まで 切れ込みがとてつもなく鋭い音でした。

どの帯域も素晴らしいのですが、特に印象に残ったのが高域です。
シンバルなどはガッツリと分厚いのに、突き抜けるような伸びがあり驚きました。

帯域を絞って高域を厚くしているシステムはよく見かけますが、帯域を欲張ったままでも厚い高音が出ていました。素晴らしいと思います。







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ジキル博士のお母様から頂いたご馳走の数々です。
お邪魔するたびに美味しいものを作って下さり ありがとうございます。













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帰る間際に、サブとして使用されているJBL L75を聴かせて頂きました。

L75はバッテリードライブのプリにモノラルパワー2台で駆動されていました。
プリもパワーもジキル博士の自作です。


細かい事は抜きにして これでもう良いんじゃないかと思わせるジムランサウンドでした。


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by flashdaiyouryou | 2009-05-09 01:28 | 色々 | Comments(20)
Commented by OT at 2009-05-09 02:21 x
あれ!?
このチャンデバもしかしてF25とかF20とか?
Commented by jbl375jp at 2009-05-09 13:02
間違いなく、そうですよね・・・
Commented by jbl375jp at 2009-05-09 13:06
ウーファー箱が・・・ホーンも・・・、FOSTEXのTweeter・・・
どこかへ襲撃されたのか?・・・
Commented by 音爺 at 2009-05-09 16:21 x
???後ろのウーハーとその上のホーンに見覚えが・・・
Commented by flashdaiyouryou at 2009-05-09 23:46
OTさん。こんばんは。
F25です。
Commented by flashdaiyouryou at 2009-05-09 23:47
やっさん。こんばんは。
襲撃してきま・・・・。
いえいえ、お邪魔してきました。
Commented by flashdaiyouryou at 2009-05-09 23:48
音爺さん。こんばんは。
Off会へ行ってきました。
Commented by elise-4550 at 2009-05-10 11:18
日本オーディオのMFBはどんなかんじでしたか?
とても興味を持っています。
Commented by 磁器瑠 at 2009-05-10 22:34 x
kuroさん、先日は大変お世話になりました。ここ2~3年ほどはあまりに
複雑な構成のシステムなので、小生自身面倒で、ほとんど弄らずにおりました。思い切って今回調整をお願いしてよかったです。やればやっただけのことはある、と改めて思った次第です。おかげで最近はシステムの
スイッチを入れることも多くなりました。
Commented by flashdaiyouryou at 2009-05-11 23:06
elise-4550さん。こんばんは。
日本オーディオのMFBは確実に効果が有ると感じています。
ウーファーに息を吹きかけただけでコーン紙が動きますのでとても敏感に動作するようです。
音の傾向としては低音がとても引き締まりますので、楽器等の輪郭がカチッと出る方向になると思います。
また低音自体もバスレフ・密閉等の箱を用いたものでは得る事の出来ない量感を伴いながら立ち上がりの鋭い音が期待できると思います。
Commented by flashdaiyouryou at 2009-05-11 23:10
磁器瑠博士こんばんは。
こちらこそ勉強になりました。ありがとうございます。

オーディオルームと廊下を仕切っている押入れを撤去する時にはまた一声かけて下さい。お手伝いに伺います。
Commented by Roberto at 2009-05-12 10:20 x
ため息の出るようなシステムです。
聴いてみたいような、聴かない方がいいような(^^;)

僕も近所にユニット位置ずらし要員、もといオーディオ友達が欲しい~
Commented by flashdaiyouryou at 2009-05-12 21:41
Robertoさん。こんばんは。
局間ノイズを使った位相合わせは昔から行われている事ですが、ユニットの繋がり具合が解りやすいので良い方法ですよね。

奥様に手伝ってもらっては如何ですか?
Commented by Roberto at 2009-05-12 23:02 x
>ビシッと定位する位置まで
この方法は、センター定位を聞き分けるのですか?

>奥様に
高く付きそうです(>_<)
Commented by flashdaiyouryou at 2009-05-13 00:51
Robertoさん。
局間ノイズを使った位相合わせはセンター定位を主に考えているのではなく各ユニットの繋がりを調整してやる事に有ると思います。

調整は片チャンネルずつ行い且つ二つの帯域のみ信号音を出して行います。

例えば3WAYの場合
片チャンネルのローとミッドだけ局間ノイズ音を出し、ノイズが1点から聴こえてくる所までSPを移動します。
この時 肩特性が変えられるチャンデバ等を持っているならば12・18dB等 どの肩特性がしっくりくるか試してみる必要も有ります。

もしも位相ずれているとローとミッド両方からザーというノイズが聴こえてきます。この状態がちまたでよく言われている 繋がりが悪くそれぞれのユニットが主張している状態です。
Commented by flashdaiyouryou at 2009-05-13 00:51
続き。
同じ作業をミッドとハイにも行いノイズが一点から聴こえれるようになればマルチWAYでもフルレンジのような音の繋がりを得る事が出来ます。

ボーカル等のセンター定位もこの方法の追い込みでもしかしたらいけるのかも知れませんが、フルレンジ一発のシステムであってもユニットの周波数特性による個体差・部屋による音圧分布の差は有りますので、左右の周波数特性を揃えてやる(センター定位)にはグライコやパライコが有利かと思います。

グライコやパライコを使わずに定位を極限まで合わせたい場合には6WAYや10WAYとった多チャンネルマルチが有効かと思います。
Commented by Roberto at 2009-05-13 12:32 x
なるほど、ありがとうございます。 ぜひやってみます。
ただし...よく響くバカ広い部屋で5m以上離れて、果たして判別できるのかどうか...(-_-)
Commented by Roberto at 2009-05-13 12:38 x
続き...

位相が揃うってことがいまいちよくわかっていないのですよね...
クロスオーバーの前後広い帯域で位相は回転していくし、フルレンジユニットでも周波数毎に位相はズレているし...ぴったり揃うとは、どういう意味なのか...

また6dB/octと24dB/oct以外では電気的に元波形が再現されることはないと思うのですが、どうなんでしょうね?
Commented by flashdaiyouryou at 2009-05-13 22:46
Roberto さん。こんばんは。
減衰特性では-6、-12、-18、-24またデジタルでは-48、-96と色々有りますね。
-6dB/octは1oct行く毎に約1/2の音圧
-12で1/4、・-18で1/8、-24で1/16ですよね。
位相のずれで言えば-6dB/octは-90°
-12で180°、-18で270°、-24で360°

-6dB/octのように位相が90°ずれれば逆相に対して丁度中間。
という事は接続は±どちらで変化なしですよね。

-12dB/octでは180°ですから丁度逆相。
-18dB/octでは270°ですから-6dB/oct 同様に中途半端。
-24dB/octでは360°ですから丁度1派ずれる事になると思います。

と理論上はこの考えをもとに何とかなりそうですが、ご存知の通り実際には色々な影響で上手くいかない事もありますから、リスポジで実際に確認するのが一番かと思います。

位相は頭で考え出すと私には理解不能です。

Commented by Roberto at 2009-05-15 16:43 x
位相はカーブを描いて変化していくし、実際には6dB/octでも正逆でf特が大きく変わりますね。
12dB/octになるとインピーダンス補正が完璧でないと...

位相が合っているから音が良いのだ、というマルチ派の人に会ったことがありますが、聴いてもよくわかりませんでした(^^;)
後面開放や平面バッフルでは位相はどうなるのか?部屋の反射音の位相は?考え出すとまったくお手上げです...
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